依然として金融不安が沈静化する気配がないところで、遂に米国
の金融当局によってサブプライム問題により業績が悪化している
政府系住宅金融公庫に公的資金が投入されます。
実際には、ファニーメイとフレディマックの2社が米財務省の管理
下に入ることになるのですが、金融不安が一刻も早く改善される
ことが期待されているだけに注目が集まっています。
こうしたことから、今後ファンドの資金がどこへ向かうかといった
ことをしっかりと見極める必要があります。
今回は、ファンドの種類として私募債と公募債があるわけですが、
これらについて簡単に解説させて頂きたいと思います。
オフショアファンドに限らずファンドの属性には私募債、公募債と
いったように区別することができます。
まず最初に公募債についてですが、公募債とは、不特定多数の
一般投資家に広く募集をかけて、ファンドを設立するものです。
日本のファンド、および通常私達が自由に購入出来るオフショア
ファンドの多くがこれらに属しております。
一方の私募債についてですが、特定の投資家の対象とするもの
となっており、一般の個人投資家は購入できません。
この代表とされていますのが、あの世界の金融界に大きな影響力
を誇り、年々その影響力を拡大させているヘッジファンドです。
会社型同様、これまで日本で認められていなかった形態の一つで
すが、今後はこういった形態も大きく変化することになりそうです。
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