どんなに頑張っても、オフショアファンドのような海外資産に投資するにあたって、為替変動リスク
を避けることは残念ながら出来ません。無理に避けようとすると適切な判断ができなくなります。
30代~50代のための海外投資「超」入門
例えば2009年に政権交代してからというもの、世界的に金融危機が拡大したことも後押しとなり、
今現在もって極端な円高が維持されています。5年前にだれが予想できたでしょうか?。
欧米の金融当局トップは無制限で金融緩和を行うことを発表したのに対し、日銀の白川総裁は、
申し訳ない程度に約10兆円規模の金融う緩和を2003年に行うと発表しました。
これでは、どう頑張っても来年以降もさらに円高傾向が進む可能性が高いです。
しかし、円高だとばかりに大きな運用資金を海外資産に投入するのは危険です。
お金で騙される人、騙されない人
絶好の買い場が来年も訪れる可能性は確かにあると思います。ですので、絶好機を逃さないため
にも、世界経済と金融情勢をしっかりと注視しながら見極める必要があります。
また、来年は、いくつかの新興国がデフォルトする可能性があるので、この点も十分注意しましょう。
そうした中で、オフショアファンドを始めとした海外資産に投資するにあたって、注意しなければなら
ないのがリターンについてです。基本は目論見書を見ながら検討します。
しかし、実際に多くの方がファンドのリターンに対して過剰に期待してしまいます。
図解でわかる海外ETFのかしこい儲け方
誰もが安定したリターンが期待できるものを中心に探します。これは決して悪いことではないと思う
のですが、過去10年間一度もマイナスとなったことがないファンドを探すのは困難です。
毎年常に一定にリターンを期待するのも同じように困難な結果が待ち受けているといえます。
ご存知の通り常に金融市場や経済の影響を受けます。当然のことながら運用成績が変化します。
毎年同じように一定のリターンを期待することはできないのです。オフショアファンドを購入されて、
保有されている間には何度かリターンがマイナスになることがあります。
ここまで世界規模で経済や金融が混乱するとプロの投資家でもそれなりの成績をあげるのが難しい
わけですから、ある程度長期で運用することによって、こうしたリスクを回避することができるので、
過剰に期待することなく、身の丈にあった投資を心がけることが大切です。
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