オフショアファンドに限らず、実際に世界中で取引されているファンド
には価格変動リスクがついて回ります。
こうした動きは実際に確認することができますが、長期間に渡って
資産運用を行なう上で最も大きなリスクの一つにインフレリスクが
あげられます。インフレリスクは非常に不透明です。
しかし、インフレ化が進むことによって、確実にお金の価値が減少
することになりますので、効率よく資産を殖やことができたとして
も大きな損失を被ったことと同じような状況に陥ります。
例えば今現在、国民年金を満額かけられている方の場合は65歳を
過ぎると年間にして70万円前後のお金が支給されます。
そして、今後数十年間に渡って支給額に変動がなかったとします。
今現在、30歳の自営業を営まれている方が国民年金を支給される
のは35年後です。そして、35年後には恐らく物価が相当上昇して
いることが容易に想像できます。
今現在、年金をすでに受給されている方と同じような暮らしをする
ことができるかと問われれば恐らくできないと思います。
これがインフレリスクの正体なのです。インフレは先進国で平均して
年間にして3%前後進むといわれています。
ですので、単純に計算して35年後には物価は今の倍以上になって
いるので、今現在の状況と比較すると大きな損失です。
長期での運用が基本とされているオフショアファンドを購入されるの
であれば、こうした点もしっかりと考慮する必要があります。
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