実際にファンドを購入する際のポイントとして運用方針や純資産残高、
コストなど色々な要素がありますが、多くの方が基準価額や分配金
について最も重要視されていると思います。
確かに、基準価額の高い安い、分配金の多さにまず目が行きますが、
基準価額や分配金の大小は投資信託の運用成績とは関係ないので、
短期売買で利ざやを稼ぐような金融商品ではありません。
まず、金融商品に投資したときに得られる収益として、インカムゲイン
とキャピタルゲインの2種類あります。
インカムゲインは、投資している期間に応じて得られ、預金の利息や
株式の配当、投資信託の分配金がこれにあたります。
また、キャピタルゲインは株価や基準価額の上昇によって得られる
収益で、投資信託の場合は、分配金と値上がり益の2種類です。
投資信託の場合は上述した2つは深い関係があります。
それは、分配金の源泉が基準価額の一部であることや、預金の利息
や株式の配当金のようにインカムゲインが外部から支給されません。
たとえば、基準価額10,000円の投資信託の運用が順調に推移したと
仮定し、1年後の決算日に基準価額は13,000円となりました。
決算で分配金を3,000円支払えば、翌日の基準価額は10,000円で、
決算後に分配金を支払っことで基準価額が下がります。
分配金をもらうかもらわないかの違いだけで、差益を得ることはでき
ないですし、実際には手数料も発生します
こうしたことから、ファンドへの投資を行う場合、売買を繰り返した方
が不利益は、それに応じて大きくなってしまいます。
ですので、オフショアファンドは短期投資で収益をえるには不向きな
金融商品で運用方針に期待して長期投資を行うのに適した商品です。
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