実際に、世界中の金融市場でヘッジファンドがどのような投資戦略
のもとに運営しているかが分かれば、コバンザメのような格好で、
優位にファンドへ投資することができます。
勿論、実際にそうしたことを個人投資家がやろうと思っても、そんな
ことは不可能に近いということは言うまでもありません。
しかし、ヘッジファンドの多くは間違ってもベンチマークを基準にした
運用や、財務諸表を分析しながら成長する可能性のある企業を探
し出し、一つ一つ確認しながらポートフォリオを作成する。
そんな、地道な作業は行ないそうにもありません。一番効率のよい
投資として、市場そのものに投資することが最も効率の良い投資と
されているCAPM(資本資産評価モデル)がございます。
また、もう一つ、APT(裁定評価理論)という、市場そのものといった
規模の大きな投資ではなく、裁定取引の理論を使って理論価格を
導きだすことができる理論がございます。
しかし、現実的に裁定取引を一般の投資家が実践することは難し
いので、同様にヘッジファンドに戦いを挑む、または投資スタイル
を盗むと、いったことは現実的ではございません。
やはり、ヘッジファンドが絶対にやらないような地道な作業を行な
うべきです。目論見書をチェックするといった基本的なことを怠ら
ずに、常に地道な作業を積み重ねるのが大切だと思います。
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