新興国債券市場ではトルコのソブリン債のリスクスプレッドが急拡大したもようです。
軍が大統領選に介入する可能性が浮上したことで、警戒感が広がったとされるも、
他市場への影響は今のところ小さい、とされております。
JPモルガン・エマージング・マーケッツ・ボンド・インデックス・プラス(EMBI+)により
ますと、トルコのソブリン債のスプレッドは、15ベーシスポイント(bp)拡大し、210bp
に達したとされております。
一方、トータルリターンは、前日比で0.61%低下しております。
大統領選では、エルドアン首相が率いるイスラム色の強い与党・公正発展党がギュル
外相を候補に擁立。軍部や世俗派は反発を強めているとされております。
TDセキュリティーズ・フィクスド・インカムは、リサーチノートで「大統領選に軍が口先
介入していることは、深刻な展開ではあるが、市場はこれまでのところ、冷静な動き
を見せている」との認識を示したとされております。
欧州の取引時間中には、トルコの政局リスクは、新興国債券市場全体に緩やかな
圧力となったが、これ以上の影響は限定的、とされています。
新興国債券市場全体は、横ばいもしくは小幅上昇で推移した。
米商務省が発表した3月の個人消費支出が5カ月ぶりの低い伸びとなったことが背景
にありEMBI+によると、スプレッドは7bp拡大の164bpです。
※リスクスプレッド:米国債との利回り格差
「以下の記事より引用」
(ロイター)
『トルコソブリン債のスプレッド急拡大、大統領選への軍介入の可能性で』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070501-00000919-reu-bus_all
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