オフショアファンドに限らず海外資産に投資する上で常に警戒しなければならないのが
為替の変動による為替リスクです。せっかく
ファンドの運用で利益がでていたとしても、
為替が変動することによって利益が削られてしまうことになります。
外貨を日本円に両替しなければならないからです。もし、この時に大きく円高が進んで
しまいますと、上述したとおり、せっかくの利益が目減りしてしまいますんで、注意しな
ければなりません。今回は
為替リスクの対処法について解説させていただきます。
基本的に対処方法は2つあります。まず、一つ目は両替せずに口座に外貨を預金した
ままの状態にして円安になるのを待ち続けます。急激に
円高が進んだ場合は、3ヶ月
から半年程度でリバウンドの動きから
円安が進む場面が頻繁に見受けられます。
2つ目はリスクの低い外貨商品にそのまま長期で運用します。そして、その間に円安が
進む可能性が高い上に運用している間も
運用資産は増え続けます。
前者の場合は近い将来お金が必要となることを前提に、その間までに為替が回復する
ことを期待して行います。一方、後者の方は今の時点ではまとまったお金を必要として
いないので、別の金融商品で運用して
円安を迎える余裕がある方に向いています。
もっとも、
為替レートが10年くらいの期間で天井圏をつけていた場合に海外資産への
投資を始めた場合には、その時点よりも円安が進む可能性は低いです。
ですので、もし、天井圏にある時に投資をはじめてしまったと判断したならば、できるだ
け早い段階で日本円に現金化する方が良いでしょう。
理由としては長期的に円高傾向が進むことによって、オフショアファンドなどの海外資産
へ
投資をスタートした時の水準には戻らない可能性が高いからです。
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