不良資産を買い取るために公的資金の注入が米議会で決定したにも
関わらず、市場の反応は非常に冷めています。
実際に、株式も為替も乱高下を繰り返している状況が続いている背景
には、リスク商品からファンド筋の大口の資金を引き上げる動きが加
速化していることが要因としてあげられます。
こうした動きに個人投資家はパニックに陥り、資産が目減りするのを防
ぐために投売りのような状況になるわけです。
こうした状況下では、当然のことながらリスク商品への投資が見送ら
れる傾向が強まっているようです。
しかし、積立投資で長期運用するのであれば、今現在の状況はまさ
に絶好の仕込みの時期と考えることができます。
米国、日本、欧州の一部の地域ではすでに景気後退局面が顕在化
していましたが、こうした動きが世界中に波及しています。
上述したとおり、ファンド筋の大口の資金はリスク商品から引き上げ
られる動きが加速しており、市場全体に様子見感が広がってます。
しかし、引き上げると同時にしっかりと新しいポジションを取っていま
すので、すでに仕込みは始まっています。
ですので、市場の動向をしっかりと伺いながら、こうした状況下でどう
動くか、どういったファンドを実際に仕込むかによって、将来的に得ら
れるパフォーマンスに大きく影響します。
ですので短期的な動きに振り回されることなく、中長期的な視点から
適切な投資判断を下すことが大切です。
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