今現在、ヘッジファンドは完全に市場では悪として評価されていますが、
魅力ある存在であることは否定できません。
しかし、過去にはヘッジファンドを中心に運用するファンド・オブ・ファンズ
に対する評価は決してよいものとはいえませんでした。
主な理由としては、本来ファンド・オブ・ファンズは色々なファンドに分散
投資するものとなっております。一方でヘッジファンドは運用効果の高
さをうたい文句に幅をきかせてきました。
なので、ファンド・オブ・ファンズでは実際に再投資のコストなどを勘案
した場合、その分パフォーマンスも落ちることとなります。
こうしたことから、評価はあまりよくありませんでした。しかし、今現在、
政府筋の運用資金でさえ、ヘッジファンドに投資されているご時勢で
すので、やはりヘッジファンドを避けることはできません。
ですので、住宅ローン問題に端を発した信用収縮がこれほどまで大
きな被害となったいま、ヘッジファンドの多くが破綻に追い込まれて
いるので、今後も引き続き金融危機は拡大すると思います。
当然のことながら、今後は得体の知れないヘッジファンドは除外しなけ
ればなりませんが、想定外の事が起きる場合が常にあります。
そして、実際にファンド・オブ・ファンズのパフォーマンスは、ファンドにも
よりますが、年利10%前後のものが多いようです。
ヘッジファンドの分散投資について真剣に考える必要があります。
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