オフショアファンドに限らず、今現在、金融危機が過去100年の中に
起こった中で最も深刻なレベルにあることから、リスク商品への投資
よりも、いかに資産を守るかという考えにシフトされています。
ですので、世界中のマネーが今現在宙に浮いたような状態になって
いるので、安全資産の登場を今か今かと待ち構えています。
このような状況が続くと、当面極端に円高が進んでしまい、金融不安
がさらに拡大する可能性が高いだけに急務となりそうです。
そんな中で、今後はクローズエンド型ファンドの価格が決まるまでの
仕組について簡単ではございますが、解説させていただきます。
基本的にファンドの価格をNAV(Net Asset Value)ではなく、米国株
などと同じようにBid Price(マーケットメーカーの買値)とOffer Price
(マーケットメーカーの売値)で評価します。
そして、販売会社が投資家に向けてファンドを販売する場合は、Bid
とOfferのスプレッドが販売手数料になります。
ですので、投資家にとってみれば、ファンドを買う時に販売手数料を
支払うオープンエンド型に対して、クローズドエンド型は販売手数料
を後払いする格好となるわけです。
クローズドエンド型のファンド価格もNAVが基準になりますが、市場
動向によっては、NAVよりも割安だったり、割高だったりします。
また、クローズドエンド型のファンド価BidとOfferのスプレッドも販売
会社の都合で決めますので注意が必要です。
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