これだけ毎日のように社会不安を煽るような事件や事故が多発すると誰でも不安に陥ると
思います。今後さらにこうした傾向が強まることになりそうです。
そうした状況で「国の借金は1000兆円」とメディアで報じられれば、日本は近い将来破綻
してしまうのではないかと心配されるのも無理はありません。
海外に大事な資産を移す人がリーマンショック以降急激に増えています。
資産が数百万円程度であれば海外に移すことを考える必要もないと思いますが、
数千万円以上の資産をお持ちのかたは当然検討されていると思います。
海外へ資産逃避させる場合、まずオフショアの名があげられます。
オフショア地域の銀行口座をオフショア口座といいます。文字通り世界中の資産家の
お金がオフショア地域に集まっています。
なぜ世界中からオフショアに大事な資産を移すのかといいますと、オフショア地域の銀行
の大半が他の地域よりも「利息が高く顧客の資産運用に長けている」からです。
そして、何といってもタックスへイブン、つまり利息に税金がかからないのは大きな魅力
です。また、高い守秘義務から信用も高いです。
一方、オフショアを中心に運用されるオフショアファンドは、実際に他よりも高いリターンが
期待出来ることから非常に人気が高いです。
基本的にオフショアファンドは、オフショア口座を解説して購入します。
もちろんオフショア以外の地域で組成されたファンドも購入できます。
しかし、一回の送金や入金の手続きが異るうえに、税金の問題等いろいろあって、結構
ややっこしいのです。しかし、繰り返しになりますがオフショア口座は無税です。
リーマンショック以前はオフショアファンドの平均的な利回りは年利10%前後ありました。
しかも、
口座に資金を寝かせても税金がかかりません。利益は口座に入金されます。
一方で日本の一般的なファンドは、解約するさいに確定する利益に現在では一律10%
の所得税プラス住民税を支払う義務が生じます。(本来は20%に)
年利10%のファンドに100万円を投資したとき、5年後に得られる利益はおよそ50万円程度
になるわけですがオフショアで運用した場合、利益が丸々口座に残ります。
しかし、日本では10%課税されることから6万円引かれます。
そうなると44万円になってしまうのです。
さらに、オフショアに口座を開くと、他では入手出来ない様々な投資情報を得られます。
オフショア投資は非常に魅力的に映ると思います。
しかし、リーマンショック以降、オフショアの状況がだいぶ様変わりしています。
これまででしたら、他国の税務署から自国の納税者の口座の調査を依頼しても断ること
ができたのですが、国と地域によっては依頼を拒否できなくなりました。
ちなみに日本の場合は国税局の依頼に応じなければならないように協定が結ばれていま
すので、これまで意図的に隠蔽されてきた問題が浮上するかもしれません。
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