ギリシャ経済の先行きが懸念されるなか、ついに欧州連合(EU)と国際通貨基金
(IMF)が、1100億ユーロ(約12兆9000億円)の救済枠から融資を承認しました。
今回で5回目となるわけですが、EU当局はすでにギリシャ向けに新しい支援策の
準備にとりかかっているようで、状況は深刻化するばかりです。
「転載開始:ロイター」
「ギリシャ、国有資産売却に証券化を検討=独紙」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000765-reu-bus_all
ギリシャ政府は国有資産の民間への売却にあたり、手続き完了前の資金調達を可能に
するため証券化の手法を採用することを検討している。南ドイツ新聞が7日、報じた。
具体的には、政府が売却手続きを委託する会社が、売却対象の国有資産を裏付けとする
証券を投資家向けに売り出す。当該資産の売却後、証券は利息付で償還される。
この手法が採用されるかどうかは、20日の欧州連合(EU)財務相会合までに決定される。
同紙によると、欧州委員会関係筋は、売却予定の国有資産を裏付けとした証券の発行は
「資産売却開始の一つの保証となる」と述べた。
「転載終了:ロイター」
日本でも皇居を証券化するという案件が民主党内で協議されたことがあるのですが、
ギリシャで実現すると、日本国内でもこうした動きが加速するかもしれませんね。
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