ロイターの記事によりますと欧州中央銀行(ECB)理事会のトリシェ総裁は、物価安定
へのリスクが依然存在していることを示し、ECBの金融政策は、経済を刺激しない段階
にまだ至っていないとの認識を明かにしたもようです。
また、今後の金利動向についてはいかなるガイダンスも示さず、トリシェ総裁の発言は、
ECBが9月に政策金利を4.25%に引き上げるとのほぼ市場予想通りの内容になりました。
トリシェ総裁は上述した件に関して以下の通り述べました。
「われわれの金融政策は依然緩和気味で、金融環境は良好、
マネーと信用の伸びは力強く、ユーロ圏の流動性は潤沢」
またインフレに関しては、域内に最大のリスクがあり、ひっ迫する生産能力や予想より
強い内容となっている賃金交渉によるリスクを指摘しています。
トリシェ総裁は質疑応答で以下の通り述べました。
「賃金と単位労働コストの鈍化は絶対的に重要
と考えている。引き続き緩和を目指していくべきだ」
「前回3月の欧州議会での証言以来、ユーロ圏の経済成長が1年前の予想よりもかなり
強いペースで拡大し続けているとのわれわれの見解を経済指標は確認している。
物価動向に関しては、ECBの経済・マネー分析で特定されているように、物価安定に
対する上方リスクが中・長期的に広がっている」
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